こちらで更新継続中。「だいだいダイスキ!」の無料パイロット版をプレイしたよ。 攻略もどきも併記。

「だいだいダイスキ!」の無料パイロット版をプレイしたよ。 攻略もどきも併記。

だいだいダイスキ! イメージ

なんでかは自分でもよくわかりませんが、以前DLだけしていて起動すらしていなかった「だいだいダイスキ!」というADV/VN(ビジュアルノベル)をプレイしてみました。

パイロット版(試供版)ということで完全な作品ではないんですが、一応の結末も描かれてはいたんですが……うーん、これは全体的にどうなんだろう?と悩んでしまう完成度です。

一応、今回の範囲でのルート分岐攻略もどきも書いておきます。

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本作のおおまかな概要。

本作についてよく知らない人のほうが多い気もするので、大雑把に概要をば。

そもそも本作は、「Project Discovery」によってプロ・アマ問わず選出された、イラスト担当やらシナリオ担当やら声優やら……を発掘・結集してひとつの作品を生み出すという企画の産物。

そんな作品の特にパイロット版……試供版ということで、無料でDL/プレイが可能となっている本作。 人間と見分けがつかないほど精工で活き活きとした少女型ロボットが、主人公の通う学校へ転入してきたことで物語が始まります。

往々にしてロボットやアンドロイドといったものが題材となり、ことさらに人間との恋愛も絡めるとなると切ない物語が多くなりますが、本作もだいたいそのあたりのフォーマットに則ったものになっている印象です。

なお、試供版につき伏線・謎・問題の多くは残りますし、トロフィーにも非対応です。

以下、ひととおりプレイ/クリアしての感想。

正直、まだ語れるほどの内容ではない。

これを言ってしまっては元も子もないかもしれませんが、本作のシナリオやキャラについてうんぬんかんぬんと語るのは難しいですね。 だって未完成ですし。

まずシナリオ。 出来は可もなく不可もなく特に真新しい何かがあるわけでもなく……ロボ娘が絡んでくるギャルゲならありそうなアレコレが率直に盛り込まれている感じ。

ただ、設定の深みというかシナリオやキャラの掘り下げが足りていない印象は強く、フィクションということを抜きにしても現実味のないフワフワした印象なのが難ありですね。

また、ある問題に対する解決方法が個人的には納得・肯定しかねるものだったり……ロボットの永遠性に対する(恐らく作者の)スタンス・考えが相容れない感じがあって、好みじゃないというのも個人的には微妙でした。 ここは個人差あるんで、あくまでも私の場合は、ですが。

シナリオ担当者はソードアート・オンライン ホロウ・フラグメントのメイン・サブシナリオも手がけていたということなんですが、あちらもノリや方向性が肌に合わなかったので、ライターさんの方向性が合わないんでしょうね。

キャラに関しても、今プレイできる範囲では判断しにくかったりも。

橙 イメージ

メインヒロインの橙(だいだい)。

メインヒロインたるロボ娘の橙は、見た目のイメージ通り明朗快活なキャラ。 おおかた受け入れられやすそうなキャラなんですが、物語の都合上、主に対人関係で大きな試練を課されることになります。

その構図自体はよくある構図なんですけれども、どうにも本作の舞台設定を考えると疑問が残るんですよね。 周囲の人間も物語の都合のためにテンプレ化されたような反応を示すし、最も幸せであろうルートでも釈然としない問題解決方法だったり。

そうしたところからも、なんとも表面的でペラい世界・物語だなぁと感じたりしちゃうわけです。

白柳香里 イメージ

もうひとりのヒロイン、白柳香里(しろやなぎ こうり)。

もうひとりの香里は、品行方正・スポーツ万能・成績優秀……という優等生キャラです。 が、あまりロボットにいい印象を持っていないらしく、橙に対しても橙をフォローしようとする主人公にも辛辣な言葉を投げかけたりしています。

ロボットに対する想いは憎悪とまではいかないものの、やや過剰にも受け取れるので、過去にロボットを忌避することになった“きっかけ”があると思うんですが……少なくとも今回のバージョンでは明かされず。

もしそんな“きっかけ”がなく、今回のバージョン中で本人の口から語られる程度の理由でしかないのなら、サブキャラ相当な印象もありますね。 今のところは描写が非常に表面的なので、魅力は感じにくいです。 内面の描写も見えにくく、感情や考えの変遷も掴みにくい・想像しにくい……。

このほか、友人キャラや既に同じクラスに在籍している灰青(はいあお)というロボットなどが絡んできますが、今のところはサブキャラの範疇を出ませんね。

あと個人的には、シナリオとシステム両面に言えることかもしれませんが、トランジション(画面・場面遷移)が下手です。 サラリと画面が切り替わっているにもかかわらず、かなりの時間が経過していたりと“間”の持たせ方や見せ方が相当下手です。

もうちょっとそういう“間”や暗転を使えばそれっぽくなったと思うんですがね。

ビジュアル面について色々と。

本作はADV/VNということで、CG(一枚絵)も随所に出てきたりするんですが、一箇所やらかしたシーンがあるので指摘せずにおれません。

主人公の在籍する弓道部に入った橙が、ちょっとコケてすりむいてしまって外皮を損壊、中身が見えちゃった的なシーンがあるんですが。

イベント イメージ1

すりむいて骨格が露出してしまっているのは左腕。

イベント イメージ2

しかし直後、露出を恥ずかしがって隠したのは右腕。

骨格が見えちゃうのは恥ずかしい~というのは、ロボットの反応としてはよくあるものですけれども、あれ? すりむいたのって左腕じゃありませんか?

この際、立ち絵の差分がないことは目をつむりましょう。 しかし、テキストとCGが噛み合っていない……それこそ初歩的なミスが残っているのはいかがなものか。

もともと2013年に配信予定だったものが、長い間音沙汰のない状態が続いて……やっと配信されたのが今年2015年のこと。 2年も期間がありながらパイロット版で……しかもこんなプレイしていたらすぐ気づくミスを放置していたってどういうことなんですかね?

イラスト担当さんとの間で杜撰なやりとりがあったのかもしれないし、完成後にろくに文章校正や推敲がされなかったのかもしれませんが、いくら無料とはいってもこりゃないですわ。

また、背景の出来もちょっと……。

イベント イメージ3

中央にいるのが灰青です。

パースきつすぎて、もはやベッドやデスクが歪んでいるとしか。 部屋も台形型なのかな? と感じてしまうくらい。 キャラ原画担当さんと背景担当さんが同じ人かは知りませんが、うーん、これは。

フォローしておくと、キャラ原画担当さんは今ではソーシャルカードゲームのイラストを担当したりしていますし、絵のレベル自体も大幅にアップしておりました。 この少女マンガ系のタッチはだいぶ薄まっていましたが(同名の別人だったりして……?)。

システム面もイマイチ。

本作はPS Vita用に作られたゲームエンジンで動いているそうなんですが、これがまたイマイチで。

OP/EDをスキップした後の画面遷移にもたつき、セーブもトロくさく、バックログがない。 Vita向けにチューンしたとは思えないほどであり……お世辞にも快適とはいえないです。

面白い試みとしてはノベルモードというものが備わっており、縦画面表示(ジャイロセンサーによる傾き感知機能つき)で電子書籍っぽいレイアウトで本作を楽しめるというものになっています。

ADVのように立ち絵などが表示されることもなく、たま~に一枚絵が挿入されるだけでひたすらに地味。 ノベルモードというより台本モードな感じではありますが、他では見かけないモノといえばこれくらいのものかもしれません……。

各ルート攻略。

攻略と言っても大したもんじゃないんですが、検索してみても攻略情報はもちろん、そもそも本作に言及しているブログなどがさっぱり見当たらないので、ついでに書いてみようと思った次第です。

ルートは3ルート存在し、攻略順自体は特にありません。 ……が、とりあえず、個人的に推奨するクリア順で書いてありますのでご了承のほど。

なお、CGは全部埋まりますが、ギャラリーは埋まらないかもしれません。 ギャラリーまで埋めたい場合は、ノベルモードでプレイする必要もあります。

香里ルート

テキスト: 「ようやく混乱から立ち直った校長が、挨拶を締めくくる。」 (ここで、セーブ1に保存)
選択肢: 「そのまま呆然とする」を選択。

テキスト: 「話したい、ってことなんだろうか?」
選択肢: 「特に興味はない」を選択。

テキスト: 「輔と言い争いをしていると、橙が申し訳なさそうな顔で聞いてきた。」
選択肢: 「疲れてるんだよなぁ……」を選択。

テキスト: 「いつの間にか、俺たちはクラスの注目の的になっていた。」
選択肢: 「橙を突き放す」を選択。

テキスト: 橙「ええと、陸の家は向こうだよね?」
選択肢: 「灰青にやって欲しい」を選択。

テキスト: 「マンゴー納豆……どんな味なんだろう。」
選択肢: 「俺はチーズ」を選択。

香里エンド到達。

橙ルート

セーブ1をロードして再開。

テキスト: 「ようやく混乱から立ち直った校長が、挨拶を締めくくる。」
選択肢: 「立ち上がって拍手する」を選択。

テキスト: 「話したい、ってことなんだろうか?」
選択肢: 「世間話をしてみる」を選択。

テキスト: 「輔と言い争いをしていると、橙が申し訳なさそうな顔で聞いてきた。」
選択肢: 「やってみせる」を選択。

テキスト: 「いつの間にか、俺たちはクラスの注目の的になっていた。」
選択肢: 「橙を突き放す」を選択。

テキスト: 橙「ええと、陸の家は向こうだよね?」(ここで、セーブ2に保存)
選択肢: 「灰青にやって欲しい」を選択。

テキスト: 「マンゴー納豆……どんな味なんだろう。」
選択肢: 「俺はバニラ」を選択。

橙エンド1到達。

セーブ2をロードして再開。

テキスト: 橙「ええと、陸の家は向こうだよね?」
選択肢: 「橙にお願いする」を選択。

テキスト: 「マンゴー納豆……どんな味なんだろう。」(ここで、セーブ3に保存※)
選択肢: 「俺はバニラ」を選択。

橙エンド2到達。

セーブ3をロードして再開。

テキスト: 「マンゴー納豆……どんな味なんだろう。」
選択肢: 「俺はチーズ」を選択。

テキスト差分読了、攻略終了。

※橙エンド2に関して、アイスの味の選択は結末に直接影響を及ぼしませんが、エンディング到達直前の屋上シーンでの会話文が多少変化します。 差分に興味がなければセーブ/ロードの必要はないです。

試みは面白かったかもしれないけれど……。

インディーズ界隈が今とてもホットな時流であり、こうしてクリエイター単位で募集をかけて集めて……と、よりミクロな才能やアイデアを発掘し世に出そうとする動きは、個人的には歓迎したい流れであります。

が、その割には少なくともこの企画はリリースに時間はかけるわ、ブラッシュアップが足りないわで、なんともイマイチイマサンな結果に終わっております。 事実、リリース後に話題にのぼることも皆無でしたし。

本作にしたって時間をかけた結果試供版止まりで、シナリオライターさん曰く「人気が出れば完全版の配信も……」とのことでしたが、マーケティングに失敗している以上、現実的に考えて完全版の配信は怪しいところでもあります。 実際どうなるのかは、完全に外部の人間である私にはわかりませんが。

なにやら第二弾もリリース予定にある(あった)ようですが、そちらも音沙汰・進展ともにないっぽいですし、集まったクリエイターさんたちがかわいそうな企画に終わってしまっているのが現状です。

本作に関して言えば、無料で妥当な内容とボリュームというところ。 取り上げているテーマは本来私の好物のはずですが、個人の好き嫌いで言えばあまり楽しめなかった部類の作品ではありますね。

まぁ無料ですし、内容自体もこっぴどいというものでもなく、ダレる前に終わるので、暇つぶしにはちょうどいいかもしれません。 それで言及が増えたりすれば完全版への動きも出てくるかも……?

Project Discovery だいだいダイスキ! | PlayStation®Store 日本

この記事を書いた人

壬生狼
みぶろと読みます。 活動名は他にmiburo666・Lupus(ルプス)など。
ゲーム、音楽、映画などが趣味。 このブログではゲーム系記事を公開しています。
現在のアイコンはPSO2のマイキャラであるルナール。
記載されている会社名・製品名・システム名などは、各社の商標、または登録商標です。
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