こちらで更新継続中。個人的には好きなSF横スクロールARPG「EARTH WARS」を紹介したいんです。

個人的には好きなSF横スクロールARPG「EARTH WARS」を紹介したいんです。

EARTH WARS イメージ

個人的には好きなんだけど、オススメするかというと躊躇してしまうゲームがまれにあるわけなんですが、本作もまたそのうちのひとつです。

退廃感のあるSF設定や世界、カッコイイ楽曲、ついつい遊んでしまうゲーム性など、魅力も多くあるんですが、色々と粗も見える作品でもあります。 そのあたりを書いていこうかなと。

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構成要素はクセがあるものの、いずれも可能性を感じるものばかり。

本作の音声解説動画を用意しましたので、参考までに。

本作は横スクロールのARPGとなっていて、素材を集めての武器・防具の作成や、一風変わったスキルツリーによるキャラクターの強化などを備えた、ハック・アンド・スラッシュ的な要素もあるゲームになっています。

ゲームとしてはスタンバイフェーズとミッションフェーズを交互に繰り返していって、メインミッション(クエスト)をクリアしていく感じになっています。 各ミッションはほとんどがターゲット(ボスの場合も含む)の撃破が主ですが、要救助者の救助であるとか、制限時間内に指定位置に到達するようなものなどもあります。

ボス

敵のデザインはグロテスクな中にもクールさが含まれる、独特の魅力が持ち味。 一筋縄ではいかない強敵も多い。

要救助者

本作の敵であるEBEに対して、一般兵は無力。 要救助者には一般兵が登場するが、頭を抱えて怯えていて(?)かわいい。 そして救助直後はビシっと敬礼してくれて、二度かわいい。

つまりクエストベースで進行するゲームであり、そこにRPG的な要素をミックスした作風となっています。

クエストベースで進行するゲームはモンハンの登場以降珍しくもないですが、本作はストーリーや設定にもクドくならない程度に作り込みが見られ、そうした方面でも楽しめる印象です。

謎の敵性生命体EBE(イーバ)の突然の襲来に、人類はEBEの細胞をインプラントすることで特殊強化兵A.N.T.I(アンチ)を組織して対抗、「地球の夜明け作戦」と名付けられた対EBE大規模作戦を展開する……というのが大筋で、その設定や舞台の背景などダークなSFそのもの。 ED後に明かされる情報も、デスヨネー的なモノがあっていい感じにダークで○。

それらを反映するように、キャラクターのビジュアルもどこかダークなものでカッコイイ。 美女(イッてる感じはしますが)は出てくるものの、JRPGに多い美男やら美少女やらは出てきません。 その割り切りが、雰囲気を破綻させずに作品として成立させていると思います。

本作はいわゆるインディーゲームに相当するので、その設定やビジュアル、ゲーム性などは割と尖りがちな傾向にあり、そういう意味では万民向けではないのかもしれません。 ただ、この雰囲気にハマれると、かなり楽しめる要素が多いのではないかと思います。

以下で、もう少し詳しく書いていきます。

深みはそれほどないものの、ついつい遊んでしまう印象。

本作を構成する要素は、あまり深みがあるとは言えません。 割と早々に底が見え、ああ、ずっとこんな感じなのか……と思ってしまうのは無理からぬことかと。

ただ、それでも、ついついずっと遊んでしまう魅力もあって、ひととおりのミッションをクリアした後でもチマチマと遊んでしまっています。

その理由の大きな部分のひとつが、アクション部分の楽しさ。 割とテキトーにやっていてもコンボが繋がり、そこそこスタイリッシュに戦えるとっつきやすさを備えています。 その上で、ある程度キャラや装備が整うと、ザコEBEをザクザクと切り刻んで殲滅できる心地よさも出てきます。

その上、割とレベルが上がりやすいことや、スキルの習得などによって、地味ながらに確実な自キャラ強化が可能で、気がつくと強くなれている……そんな感覚が、緩やかで心地いいんです。

スキルツリー

モダンで独特なデザインのスキルツリー的なもの。 仕様もやや特殊で操作性が快適とは言えないものの、本作の雰囲気にマッチしていて○。

つまり、深みはないものの、アイデアや手触りは良好なのです。 だからこそ底が見えても遊んでしまうし、今でもチマチマ遊んでしまう気軽さと、いい意味での惰性が継続するのではないのかなと。

ちなみに全ミッションクリア後は、WAVE形式のサバイバル的な隠しミッションが出現。 ザコの大群や、ボスなどと連戦していくだけでなく、ここでしか手に入らない特殊素材(武器性能を更に強化できる素材)を獲得もできるので、やりこみたい人向けのエンドコンテンツも備わっています。

サバイバル

「確率」のところを「確立」と誤字している部分も。 ここで手に入る特殊素材を使って武器を限界まで強化し、更に到達WAVE数を伸ばしていく……というプレイが究極的で最終的な目標になるかも。

楽曲もイイ!

本作で採用されている楽曲も個人的には魅力的なものに映りました。 クラシカルな楽曲から、サイバーロック的な楽曲までバラエティに富んでいて、いずれも聞き込んでみるとカッコよかったり味わい深かったり……少なくとも、プレイを阻害するような邪魔になる曲はありません。

特にメインテーマなどは派手さはないものの、本作の雰囲気を象徴していて、勇ましくもどこか悲愴感もあったりと、まさにピッタリで最高です。

サントラの入手経路が限られているのは難点ですが、購入以来、今現在に至るまでずっと聞いてたりする程度には気に入ってます。

ただし、不満を募らせる部分もある。

全体的には楽しめたし、作品として好きなゲームなんですが、底の浅さとかそういうお話ではなく、「ここはちょっとなぁ」という部分がありますので書いておきます。

  • 方向キー入力のレスポンスがイマイチ、あるいは、シビア過ぎる。
  • 一部の演出とシステムの実装状況の差に、違和感や不満が出る。
  • 一部のストレスフルなボス戦の仕様。

まず、キーレスポンスの悪さ。 あるいはシビア過ぎる受付時間・判定ですが……本作には投げ技(敵方向へ方向キー入力+攻撃ボタン)や、ダッシュ(方向キーを同じ方向へ2回入力)というものがあります。

ただ、自分がプレイした限りでは、この方向キー入力の判定がシビアすぎるというか、なかなか思うように成功しないのが難点。 速すぎると認識してくれないし、じゃあゆっくり目で……とすると、それはそれで認識しないという有様。

試行錯誤を重ねて慣れてくると、まぁまぁできるにはできるんですが、それでもダッシュに関しては失敗することも多々で、細かいイライラが募る感じです。

続いて、演出と実装の差による違和感。 まぁ、これは大人の事情もあるとは思うんですが。

例えばコレ。 ゲームプレイ中にはSOLDIERという、そのまんまの名前のNPCが後をついてくるわけなんですが。

NPC

本作は「地球の夜明け作戦」というモノに則って、人類の存亡を賭けた反攻作戦を行っていくわけで、大量のEBEにありったけのA.N.T.Iをぶつける……わけなので、本来は単独行動なんてしないわけなんですが。

本作の彼らNPCは、戦闘を開始するやいなや、何処へか消え去り……戦闘終了後に何食わぬ顔で戻ってくるという役立たず具合。 そう、仲間と言いつつ戦闘に一切参加しないんです。 じゃあなんでついてくるんだ?ってなもんですよ。

おまけに、ゲーム中は仲間からのなんやかんやの通信が入るんですが「お前ら何もしてねーだろ!」という反感も覚えるわけで、なんでこんな仕様なのかが疑問です。 もともと、マルチプレイ対応予定だったとか、そんな名残ではないかと思ってはいるんですが、果たしてガワだけ残す必要があったのか? NPCと共闘できるようにはできなかったのか? とは感じました。

関連して、プレイヤーの体力が一定以下になると「なにやってんだ、さっさと回復しろ!」とか言われるんですが、本作にはそうした緊急時に任意で回復できる方法がないんですよ。

一応体力の回復方法がないではなくて、

  1. 敵をデストロイアタック(キルムーブ)で倒す。 ※確定で回復できるわけではない
  2. 特定のスキルとアクションの組み合わせを使う。 ※使用できる条件が限定的
  3. 体力吸収が付与された武器を使う。 ※素材がかなりレア

といったところ。 1に関しては確実性に欠け、いつでも任意に……というわけではないのが難点。 また、記憶が正しければ、ミッション難易度を上げる(HARD)と、HP回復効果が削除された……はずです。

2に関しては、スキルの習得タイミングが遅めで、やはり使用できる条件が限られているので、緊急時に任意で回復する手段としては使いにくいかと。

3は最も確実かつ効果的な方法ですが、実行するには武器を用意する必要があります。 そしてその武器は、特殊効果付きの素材を消費して作成することでしか入手できず、おまけに素材がレア物です。 よってそもそもの手段の確保としての難易度が高いわけですね。

よって回復手段が全くないではないですが、いつでもできるわけではない……にも関わらず、何もしていないのに口だけは達者な仲間に「早く回復しろ!」と急かされるという。 うるせーな、回復したくてもできねーんだよ! システム的に今は! ってことです。

回復手段が限られている事自体は問題ではないんですが、こういう演出と実装の不一致で小さなイライラを感じさせられるのはどうなのかな?と。

一部ストレスフルなボスがいるというのは……まぁ、どのゲームでも起きうるものなので、詳細は特に書きません。 幸いそんなに数が多いわけでもないですし、ある程度スキルや装備が整えばゴリ押しで蹴散らせたりするのでいいんですけども。

これらが単発、あるいは、複合的に絡み合ってイライラを募らせる原因になるわけですが、これがプレイ中は存外イラッとくるのが難点です。

ただ、これらさえ気にしなければ、普通に楽しめるゲームとも言えます。

どこかにハマれれば、価格以上に遊べるかも。

本作はPS Storeで2000円(Steamで1000円台)で、単純なメイン部分のボリュームと言う意味では価格相応と言えます。 ただ、底の深さではなく、別の形でなんとなくプレイしてしまう持ち味を実現しており、何らかの要素にハマれれば、価格以上にそこそこ長く遊べるのではないかと思います。

スキルや装備の揃わない序盤は比較的ハードな印象を受けますが、ある程度その辺が揃ってくると&勝手がわかってくるとだいぶ自分のペースで戦闘を進めることができるようになりますし、終盤ともなれば多少のゴリ押しでねじ伏せることもできます。 そしてエンドコンテンツ付近では大量の敵を蹴散らす爽快感もあって、細く長くプレイ意欲が持続するようにプレイ感覚が切り替わっていくように思います。

冒頭にも書いたように、私は本作のことが好きです。 が、前述の不満点であるとか、諸々の仕様や雰囲気が万民受けするものでもないように思いますし、オススメできるかと言われると言葉を濁さざるをえない面もあります(これだけ書いておきながら)。

ただ、全体的にはインディーらしい「好き勝手に作った」感がいい意味で実現されていて、ビジュアルなども含めて高水準な方だと思います。 何かしら気になる部分があれば、トライしてみてもいいかとは思います。

ちなみに海外ではEARTH’S DAWNというタイトルでリリースされています。

トレマーズ

トレマーズを彷彿とさせるテキスト。 こういう小ネタがあったりなかったり。

メガネ

ちょっとイッちゃってる感じのメガネさんも最高です。

EARTH WARS(PS4) | 公式PlayStation®Store 日本

この記事を書いた人

壬生狼
みぶろと読みます。 活動名は他にmiburo666・Lupus(ルプス)など。
ゲーム、音楽、映画などが趣味。 このブログではゲーム系記事を公開しています。
現在のアイコンはPSO2のマイキャラであるルナール。
記載されている会社名・製品名・システム名などは、各社の商標、または登録商標です。
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