こちらで更新継続中。【GE2RB】ネタバレ込みのエンディングなどの感想

【GE2RB】ネタバレ込みのエンディングなどの感想

GE2RB エンディング イメージ

前の記事「【GE2RB】ムクロキュウビをぶちのめしてクリアしたよ」にて、ついにエンディングに到達したゴッドイーター 2 レイジバーストなわけですが、本記事ではエンディングの内容に触れつつ、物語の感想などを書いていこうと思います。

まぁ、考察記事などと呼べるようなたいそうなモノではないんですがね。

スポンサーリンク

終末捕喰について: どんどん陳腐化・平易化してない?

今回(レイジバースト部分)も脅威の大元になるものは終末捕喰でしたが、なんかどんどん終末捕喰の恐ろしさが薄らいでいるような気がするんですよね。

それはもしかしたら、GEBからGE2でかなりポップで明るめな印象になった時から運命づけられていたのかもしれないのですが、悪い意味で「なんとかなるんだろー」的な印象を受けました(誰もそんなことは言動に出していないにもかかわらず)。

まぁ結局主人公……というか大部分はロミオのノコジン(遺された神機)のおかげでなんとかなるわけなんですが、どうにもGEBで感じたような危機感や焦燥感などといったものはさほど感じられず、緩やかに事態が変化していっている程度にしか感じなかったんです。

結果、碧空と緑が新鮮な彩り豊かなエンディングが始まっても、その光景以上のモノはなく、「荒廃した世界に出現した生命の息吹が感じられる聖域の出現」という感動が薄くなってしまっています。

そして、終末捕喰はロミオの「対話」の力によって進行が緩やかになった……つまり、滅ぶのを先延ばしにしただけであり、滅亡を完全に防いだわけではないことも説明されていました。

この部分は、初代から描かれている(はずの)ディストピア感を平穏なシーンにあって匂わせている……というよりは、単に「今後も終末捕喰に絡めて続編出すよー」的な、続編の可能性を残しておくための導線にしか感じられなかったのも残念なところです。

その上、何度も同じ脅威を繰り返されると、どんどん「今回もどうにかなるんだろー」という意識が強くなっていき、設定が陳腐化・平易化していって、ディストピア感も反比例的に薄らいでいきます。 そうなるともう、命がけで戦い続ける神機使いたちや、必死に日々を生き延びている人々に対する印象も“おざなり”になってしまいます。

これを回避するために、今後もシリーズが続くのであれば新たな脅威や対立軸が描かれるんでしょうけれども、そのへんも不安があるのでなんともはやですね。

終末捕喰の再分配について: キャラの命の扱いはこれでいいんだろうか

この終末捕喰において、本作に関しては再分配が行われたことがキャラの口を借りて説明されています。 聖域一帯で終末捕喰が起きて、その直後に再生成・再形成されたのだ、と。

この再分配によって、聖域には緑が満ち溢れ、終末捕喰によって飲み込まれたはずのブラッド隊やジュリウスらが生まれ変わった(生き返った、とはちょっとニュアンスが違う?)のです。

問題となるのは、この再分配の恩恵に預かった人物に、ロミオが含まれることです。

ロミオは既に最終決戦のはるか前に戦死していて、葬儀まで挙げられていました。 RB部分中で出てくるとしても、回想シーンなどばかり。 そんなロミオが、「ここ、どこ?」などと脳天気に現れるわけなんですが、この部分は巷でも賛否両論(やや否定的な意見が多い印象)です。

ロミオの再登場は、メーカーの意図した既定路線なのか、それとも、キャラ人気によって再登場が決定されたのかは不明です。 しかし彼が登場したことによって、諸々の疑問や疑念が出てきます。

まず、なぜロミオ“だけ”なのか。 まず思いつくのは、GEBまでで劇的に戦死した、エリナの兄であるエリックや、ギルらと縁のあるケイトだって再分配されてもおかしくはないんじゃないか?と。

ただ、これに関しては恐らく、無理だったのでしょう。 なんといっても範囲が聖域一帯に限られますので、遺骨(確か、フライアって飲み込まれましたよね)や神機などが揃っていたロミオだからこそ、その恩恵に預かれたのであって、誰もが再分配されるわけではないのでしょう。

しかしそれはそれで、ロミオ“だけ”というのは腑に落ちないのです。

ゲーム中では描かれないですが、あの最終戦にあたって人知れず死んでいった神機使いは少なくないと思います。 だって、ミッションクリアするたびにノコジンが手に入るわけですから、そう少なくはない数の神機使いが命を落としているのだろうと推測されます。

そんな彼らも、再分配にあたって蘇っていてもおかしくはないんじゃなかろうか?と思うのです。 神機・遺体・腕輪などが終末捕喰のタイミングでも聖域内に存在していて、再分配された神機使いが他にいてもいい気もするんですが、少なくともゲームの範囲では主人公らしか話題に登っていませんよね。

無論、前人未到のはずのエリア攻略でもノコジンが見つかったりするシステムなので、あくまでもノコジンは便宜上の演出なだけであって、物語に深く絡めて考える必要はないのかもしれませんが、死者のうちロミオ“だけ”が再分配されたとなると、やっぱりキャラ人気とか選ばれし者補正なのかなぁと思わなくはないです。

新生ブラッド隊 イメージ

ロミオの死は本作の起承転結の“転”であり、意味のある死であったようにも思えます。 嫌な書き方をすれば、彼は死んだままの方がビターな部分を残すことでGEらしさも若干保持できたのではないでしょうか。

個人的には、まばゆい光の中に見えたロミオの姿だけにしておいたほうが切ない余韻もあって良かった気もしますが、彼の復帰によって、ロミオのおかげで失意から立ち直れたリヴィや、普段冷静沈着に見える中に激情を見せたジュリウスらにとってはこれ以上ない救いだったかもしれません。 そういう意味でも、ロミオが復帰したことでより多くの人が幸せになれたのは喜ばしいと言えます。

とはいえ、GEBまでにおいて描かれていた命があっけなく散る様や、重みといったものはだいぶ薄らいでしまったようにも思います。 印象付けたり感動(というより切なく)させるために、安易にキャラを死なせるシナリオ(最近特に多いですよね)もどうかと思いますが、都合やキャラ人気によってポコポコと復活させるのも、素直に喜べないところです。

時と場合によって命の重みの描き方は軽くも重くもなるので、単純に命を軽く描く=全て悪というわけではないです。 重要そうなキャラがサクッと死んでしまうことで、一種のリアリティや置かれた状況の苛酷さ・現実の無慈悲さを描くこともできますから。

しかし命のオン・オフについては、ストーリー性もある程度重要視しているのであれば、気軽に操作してよいものではないと思います。 それがシリアスな内容を含むのであればなおさらです。

にしてもほとんどは元をたどれば、クラウディウス一家の不運と悲劇だよなぁ……まぁ、あの事故がなければ、こうしてブラッドたちも出会わなかったし、マグノリア・コンパスも存在しなかったかもしれないので、結局はどうあっても最善の展開たりえないわけなんですが。

ネタ妄想追記: ラケルの試練とロミオについて

ラケルは消滅時にブラッドに試練を願うというセリフを言い残します。 この試練というのがいかようにも受け取れるのですが、ちょっとネタとしても色んな意味でひどい一説を思いつきました。

これ、もしかしてロミオを人間に似て非なる存在として、人間たちに紛れさせているんではないかと。

その人を「その人である」と認識するには何が必要でしょうか。 「その人である」という確信を抱くには何を指標・根拠にしているでしょうか。 肉体? 精神? その両方?

この再分配で生まれ変わったというブラッド隊のオリジナルの肉体は、終末捕喰によって失われていると考えるのが道理ですよね。 最終的に再び肉体を得て再生成されたわけですが、仮に検査で異常なしと言われたとしても、果たして本当に元の……人間体である確証はどこにあるのでしょうか? 再生成後に彼らに宿る精神や心、記憶や想いというものも、脳部位内のデータとしてのコピーでしかなかったとしたら?

こう考えると、本来は和気あいあいとした会話である、ナナとロミオの談笑も意味や印象が変わってきます。

「ロミオ先輩、なんかお腹出てきたんじゃない?」

「なんか、ご飯がすごく美味くて」(以降しばし笑いに包まれる)

これがもし、単に(長いこと死んでいて)久々の食事だからご飯が美味しく感じるのではなく、アラガミの捕喰(食欲)本能の現れなのだとしたら……?

直前にナナが満腹感を覚えていることから、ブラッド隊全体が人に似て非なる存在になったとは考えにくいですが、本来いるべきではない存在……イレギュラーすぎる存在であるロミオだけは異質。 ロミオを使うことで、人ならざる存在との対話・共存ができるかを試練として与えているのではないでしょうか。 シオという前例もあるだけに……。

と、さすがにそこまでエグい方向にストーリーを考えているとは思えないので、単に私のホラーSF的な脳みそが勝手に妄想しただけなんですが、そう考えると無自覚っぽいロミオが不気味でもあり不憫にも感じてきますね。 誰かこの路線でアンソロジー書いてもいいのよ。

叩くほどひどいわけじゃない。 が、先は明るくはないかもしれない

世間一般には、やや否定的意見の多い物語・結末ですが、個人的には叩くほどひどいとは思いませんでした。 ロミオの過去であるとか、新キャラの描き方も鮮烈ではないものの概ね良好でしたし。

ただ、徐々にGEらしさ(これも、個人感によるので曖昧模糊としたものでしょうけれど)が薄らぎ、大衆化されすぎているきらいもあります。 メーカーとしてもお約束にしたいであろう「それまで無口だった主人公がクライマックスでセリフを言う」というのも、その内容とともにイマイチピンと来ないものになってきていますし。

その上、先ほどの終末捕喰の印象を合わせてみると、GEの世界が……というよりは、GEシリーズの先は明るくないのかもしれないと思うのです。 無論、私が思いつかないような展開や舞台が提示されるかもしれないし、そういうのを今後には期待したい(アネットとかフェデリコとかもいるし!)んですが、まだしばらく極東支部がメインになりそうな気もしないでもなく。

なんといっても、熱い展開とか、引き込まれる展開が体感でも減ってきている気がする(RB部分に関しては皆無に近い)んで、モチベーションもカタルシスも弱いんですよね。 そういう意味では、ストーリーのどこに力を入れたと言うんですか?と思わなくもないです。

まぁ、このメーカー・開発はユーザーの声にもある程度は耳を傾けてくれる印象です。 今回の批判意見なども耳目にしているでしょうし、次回以降で見直し・改善される可能性も低くはないと思います。

ゲームとしては調整が全然なっていない難易度曲線や、ダメダメな新要素などアレな部分も多いので、そちらの改善も期待しつつ……とりあえずは次回作次第といったところでしょうか。 次回作がダメそうであれば……その時こそ、終末捕喰に負けた時と言ってよいでしょう。

と、まとまりもオチもない感じですが、物語・エンディングとしては「叩くほどじゃないけど、良くはない」といったところです。 期待にそってくれたとは言いがたいですね。

最後に、これまで掲載してこなかった画像を載せつつ、オチ無しでおしまいでございます。

サバイバルミッション イメージ

エスパーじゃないんで、起こりえる状況なんて想定できませんよ! Unknownだし!!

幕間 みかんとゆでたまご

みかんとゆでたまご(?)mgmg

幕間 座禅

……かと思えば、プレイヤーキャラも椅子の上で座禅組んでるww ブレンダンといい、一体何なんだ……。

この記事を書いた人

壬生狼
みぶろと読みます。 活動名は他にmiburo666・Lupus(ルプス)など。
ゲーム、音楽、映画などが趣味。 このブログではゲーム系記事を公開しています。
現在のアイコンはPSO2のマイキャラであるルナール。
記載されている会社名・製品名・システム名などは、各社の商標、または登録商標です。
スポンサーリンク