こちらで更新継続中。「ペルソナ5」をプレイしてみたよ。 控えめに言って“やめ時に困るくらい面白い”。

「ペルソナ5」をプレイしてみたよ。 控えめに言って“やめ時に困るくらい面白い”。

ペルソナ5 イメージ

いよいよ発売となったペルソナシリーズ第5弾の「ペルソナ5」。 今回は対応機種にPS4も加わったということで、PS4版を購入しプレイしてみました。

続きが気になってしまい、記事を公開するのが遅れ気味になる程度には、今回もストーリー・戦闘ともに楽しめるものになっている印象です。

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ストーリー・シナリオ: より練られた演出と物語が魅力。 前作と比べるとトーンは落ち着いている印象も。

ストーリーに関してのネタバレは自粛するようにと公式で言及しているので、ネタバレしないようになんとか書いていこうと思います。 まず、序盤の流れを確認できる公式動画でもどうぞ。

今回は学生と怪盗の二重生活を送っていくものになっていて、これまでのペルソナシリーズともまた少し異なる毛色になっています。 といっても、単純な怪盗モノというわけでもないんですが。

本作はジュヴナイル的なゲームであるだけでなく、現代劇的なゲームでもあります。 よって、そこに起きる出来事は、単なるファンタジーばかりでなく、リアルさを伴っています。 そして影、ないし、陰も……。

例えば前作は連続殺人事件がベースにあったわけですが、今回、作中で起こる事件というものは、より身近であり得そうなものばかり。 それゆえ、本作の描く物語がよりリアルに、生々しく感じられます。

一方で、重苦しくなりすぎないような日常パートでのやりとりなども健在で、うまくバランスをとっているなとも感じました。 魅力的なキャラクターによるかけあいは、今作でも大いに楽しめています。

そして今回も伏線の張り方はうまいんではないかと感じています。 まだ物語もせいぜい中盤くらいだと思うので、未回収の伏線らしきものなどもあるんですが、そのあたりは抜かりなくやってくれているという確信があります。

物語も、より強化された演出が引き立ててくれています。 随所に、割と頻繁に挿入されるアニメパートもそのひとつ。

通常の2Dアニメだけでなく、ここぞでは3Dアニメで迫力ある演出も行っており、スタイリッシュに見(魅)せることにも余念がありませんね。 とにかくアニメパートの出来もいいので、こちらもGood。

普通のゲームパートでも、キャラたちは活き活きと動き、喋り、感情を露わにしていて……一度しか出てこないようなモブキャラでも印象づけられる程度には、徹底して演出を作り込んでいるのだなと感じます。

その他、元ネタがわかるとニヤリとできるネタがあちこちに潜んでいるのもGood。

出典は多岐にわたり、某海外SFドラマの“声の再現度”は……なんか雰囲気掴んでで笑えましたし、どっかで聞いたような映画のタイトルや、某アニメーション映画ネタ、某ミームネタなどなど……。

こういうのは楽しみつつも、ある程度現実との共通項というか、繋がりをもたせたりリアリティを生む効果もないではないのだと思います。

キャラクター: 媚び過ぎず、リアルに。

個性的なキャラクターの多い本シリーズですが、特にオーバーであざとい・媚びている部分もないではなかった前作に比べると、本作のキャラはいささか地味に見えるかもしれません。

しかし実際に彼らが動いて物語を綴っている様子を見ると、特徴付けをしつつも、現実的な範囲から大きく逸脱しない範囲に収めているように見えます。 キャラの受けよりもリアリティに重点を置いたような(モルガナはともかく)。

で、なんかこのキャラの味付けや方向性がペルソナ2っぽい気もするんですよね。 ペルソナ2にしたってかなり個性的な面々ではありましたが、どこか、落ち着いたトーンも兼ね備えていたように思います。 あるいは3に通じる部分も感じますし。

それと、コープ(これまでのコミュに代わるシステム。 好感度を上げたりして個別イベントを楽しみつつ、戦力強化にもなる)と主人公との関わり方も、ほどよい距離感のものがあって○。

具体的には書きませんが、あくまでも“協力者”といった距離感のポジションの人物もいると厚みや幅が出ると思うので、ここは好印象でした。

現在は中盤ゆえに、まだ出会えていないキャラもいることですし、もしかしたら今後はっちゃけた人物が出てこないとも限りませんが、それはそれでバランスが取れるのではないかと思います。

システム: いいものは継承しつつ、更に一段階推し進めた形。

システム面はペルソナ3以来のものの延長線上でありつつ、本作向け……あるいは、次の世代のペルソナ作品の初手としての改善・進化も見られます。

マップ間移動も不要な手間を取らせないような配慮を見せつつ、一度は訪れなければショートカット登録されないという理に適ったものになっています。 そして、たまには足で向かわなければ(致命的ではないものの)見落としもある……ということで、マップの意義も残してありますしね。

人間ステータス

もちろん授業や、人間としてのステータスも健在。 各項目・各数値ごとのコメントがどんなものか、毎回楽しみだったりする……。

ともあれ、ペルソナ3と4がマイナーチェンジに近いレベルだったシステム変化に比べ、今回はかなりガラッと見た目などが変わっています。 が、これまで楽しかった・良かったシステムは本質を変えずに続投し、更に加えるべき要素を加えているといったところです。

戦闘: 更に奥深く。 更に幅広く。

では戦闘周りについても触れておきます。 こちらに関しても公式動画をどうぞ。

戦闘の基本自体はこれまでのプレスターンバトルをベースにしていて、今回もいかにして敵の弱点を突いたりして手数を増やし、追い詰めるか……というゲーム性になっています。

しかし前作・前々作と比べて大きく変わったのは、敵に話しかけることができるようになったことではないでしょうか。

敵は直近作と同じく「シャドウ」と呼ばれる存在ですが、外見はシリーズでおなじみの悪魔たちです。 彼らと対話し、交渉し、うまく話を進められれば、ペルソナとして獲得したり金品を得られるのです。

これは、ペルソナ3より前の作品や、本流のメガテンシリーズではおなじみのシステムなわけですが、ついにペルソナ最新作にも復活と相成ったわけです。 もちろん、複雑・煩雑になりすぎないように、簡略化はされている印象ですが。

個人的にはやっぱり黒い塊(ペルソナ4ではバリエーションも増えましたが)よりは、悪魔の形をしたやつらを相手取っているほうが見た目にも好きなので、これは嬉しい変化というか回帰ですね。

また、戦闘中に行えるバトンタッチ(自分のターンを他のキャラに託す)の要素により、より臨機応変に戦えるようにもなりましたし、一部のボス戦では新しい試みも取り入れられていて、戦闘がより奥深く・幅広く楽しめるようになったと感じます。

加えて、属性まわりも見直しがなされ、念動属性や核熱属性が追加(正確には復活)。

属性

念動・核熱属性が増えただけでなく、サイ・フレイ・コウハ・エイハといった、過去作にあった魔法も復活。

これにより、以前よりは鉄壁の守りを構築するのは難しくなってリスクが増した反面、敵にも同じことが言える状況になりました。 射撃属性が銃撃によって行えるのもミソで、非常にフレキシブルな戦闘になった印象です。

……ちなみに、敵に先手を取られると軽くぶっ殺されるバランスは健在です。 最初にして現状唯一の全滅は雑魚敵の先制攻撃によるものでしたし。

その他: 楽曲やビジュアル面に関して。

本シリーズがペルソナ3以降評価されている分野としては楽曲が挙げられるでしょう。

今回もオシャレなヴォーカル入りの戦闘曲ですし、モダンなJPRGのそれにならっています(もっとも、この流れを確固たるものにしたのはペルソナ3でしょうけど)。

楽曲自体は正直なところ、現状ではそれほど「この曲めっちゃ好き! 最高!」というようなものはないです。 ないんですが、どれもが非常に心地よくて、耳に馴染む。 間違っても邪魔にならなくて、雰囲気は作ってくれる。 まさにBGMの役割そのものを果たしているんです。

それでも戦闘曲はノリもいいし、ボス戦の曲はやはりそれなりに盛り上がります。 これまでよりは楽曲が前面に出てこなくなっただけで、クオリティ自体は決して下がっていません。

一方で、ビジュアル面はもうちょっと頑張ってほしかった部分もあります。

全体的に高等身で、リアル寄りのキャラモデルで表現されており、端々からメガテン3っぽい印象を受けます。 メガテン3の冒頭部分とかを彷彿とさせるというか。

町並みもフォトリアリスティック系ではないものの、よく作りこんであると思います。 生活臭とか、そういう表現も。

ただ、その中で、一部のテクスチャの解像度の低さが気になります。 店の看板とか、重要なオブジェクトの解像度はそこそこで、ちゃんとテキストも読めるんですが、情報の優先度が高くないであろうオブジェクトの解像度は低いんです。 文字も判読できないレベルだったりして。

無論、それが読めなくとも攻略に支障はまったくないと思います。 処理や作業量に比べて、効果が見合わないと思います。 ただ、そうした小物にもこだわればこそ、更にリアリティを追求できるのではないかとも思うんです。

まぁ、そのこだわりのせいでロード時間が長大に・頻繁になってしまうようでは、メリットよりもデメリットばかりになるわけなんですが、可能であれば、もう少し高精細なテクスチャを適用してほしかったところです。

その他: アニバーサリーエディション

特典などを見て、即、アニバーサリーエディションを予約注文しておりました。 こちらの特典もイイ感じなんですよね。

アニバーサリーエディションの箱

アートワーク

アートブック。 ひととおりクリアしたら見てみよう……。

封蝋

中にはベルベット印のシーリングワックス(封蝋)のある封筒が!

カード

中にはイゴール名義の文書が。 素敵過ぎる……!

封書はDLCコードが書かれたカードを納めたものでした。 センスいいなぁ……。

気になってるならプレイしてみればいいと思う。

ネタバレを避けるとなると、動画像も用意しにくいし、テキストも曖昧だったり抽象的にならざるを得ないんですが、まぁ、なんというか、本作は面白いし楽しいですよ。 昨日から今日にかけて睡眠時間削った程度には。

この記事を書いている今だって、早くプレイに戻りたくてしょうがないんです。 今日はどうしようかとか、所持ペルソナとスキルは、スタメンは、攻略ペースは……とかを考えたり、予定崩されて変更したりとかが楽しいんです。

そしてそれだけでなく、つまらない言い方をすれば、続きが気になる物語ということで、お話も面白い。 どこがどうなって帰結するのか、あの件はこの件とどう絡んでくるのか、どのヒロインが一番気に入りそうだろうかとか(私事)……じっくりとプレイもしたいし、早く先へも進めたい、正のジレンマがイイ感じです。

なにより、積みゲー体質の私ですが、これはクリアまでストレートに駆け抜けるのだろうという自信があります。 説得力があるかはわかりませんが。

……と、ここまで、過去作との比較多めで記事を書いてきましたが、触った感じだと過去作をプレイしてなくても全く問題ないと思います。

もちろん、他のゲームにはない要素もあるので、最初は戸惑う部分もあるかもしれませんが、ストーリー重視なだけではなく、気の抜けない戦闘も楽しめる上質なJRPGと言って差し支えないのかなと。

ともあれ、気になっているのであれば、周りの感想や評価を見て決めるのではなく、実際に手を伸ばしてOKな出来だと思います。 合う合わないはどうしても出てくるでしょうが、「あとこの日だけ、あとこの一週間だけ……」とやめ時に困るプレイ体験が待っているはずです。

さて、プレイに戻るぞ。 戻るったら戻る!

この記事を書いた人

壬生狼
みぶろと読みます。 活動名は他にmiburo666・Lupus(ルプス)など。
ゲーム、音楽、映画などが趣味。 このブログではゲーム系記事を公開しています。
現在のアイコンはPSO2のマイキャラであるルナール。
記載されている会社名・製品名・システム名などは、各社の商標、または登録商標です。
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